データベース マイグレーション ソリューション
HANA CODE
HANA CODEは、Oracle PL/SQLから SAP HANA SQLへ 自動変換するマイグレーションソリューション(移行ソリューション)です。
データーベースを移行する時には、変更が必要な個所を確認し、その移行の時だけ利用するツールを開発したり、
多くの人の力を使って手作業で変換したり、多くの時間とコストを必要とします。
そうした作業を、HANA CODEだけで自動で行うことが可能になります。
変換したいファイルをフォルダに格納し、そのフォルダにあるファイルを一括で変換することで、
簡単に変換することが可能です。
SAP HANA はSAP社が提供するカラム型のリレーショナルインメモリーデータベースです。
通常、データベースでは、データをHDDやSSDなどのディスク装置(補助記憶装置)に記録し、
データの処理をする際にメモリ(主記憶装置)上にデータを引っ張り出しCPUで処理します。
そしてデータを操作する場合には、1行ごとに行うのが一般的と言えます。
SAP HANAのカラム型のリレーショナルインメモリーデータベースはHDDやSSDなどのディスク装置を介さず、
すべてのデータの記録や処理をメモリ上で行いますので、他のデータベース管理システムより高速な処理を実現することが可能です。
そして、データの操作も1列ごとに処理しますので、データ分析もより高速に行うことが可能で、データ圧縮効率も良いです。
つまり、DXも進みつつある中、膨れ上がるデータ量を高速に処理するアプリケーションを実現する最適なデータベース管理システム (DBMS)です。
膨大な移行コストの削減
システムのデータベースをこれまでとは別の物に移行するとなると、かなりの手間と労力が必要となります。
移行先のシステム構成をどうするか、HA(High Availability:高可用性)や災害時のBCP(Business Continuity Plan:事業継続計画)、
DR(Disaster Recovery:災害復旧)はどういう構成にするのか、アプリケーションはどうするのか、データベース移行だけでいいのか等、
考えるべきことはたくさんあります。
そこから実際の移行作業についても、移行対象が多ければ多い程、膨大な工数を要し、その分のコスト(費用)が必要となります。
加えて昨今の人財不足により、より多くの費用を書けても人が集まらないことも考えられ、移行対象の量に関わらず
自動的に作業が行える環境を作ることが必要です。
DX対応で期待できる「SAP HANA」への移行
デジタルトランスフォーメーション(DX)の実現を考えていくと、「SAP HANA」を利用することで
より良いシステム環境の構築が出来ると期待されています。
従来のRDBMSはオンライン・トランザクション処理(OLTP)に特化した設計で、夜間バッチ処理で
オンライン・トランザクション処理からオンライン分析処理(OLAP)にデータを移し替えるような運用が一般的で、
結果としてデータは必ずしも最新ではなく、前日までのデータしか活用できないというタイムラグが発生しています。
その為、DXの実現を考えた今後増えていくデータ料とそのデータの分析は、よりリアルタイムに確認できるのが良いと考えられます。
「SAP HANA」は従来のRDBMSを単にメモリーに移しただけではなく、オンライン・トランザクション処理とオンライン分析処理の連携が出来きます。
それは、データのタイムラグが少なくDXの実現に大いに力を発揮すると期待され、「SAP HANA」へのデータベース移行が進むことが考えられています。
ERPリーダーSAPの2027年問題
世界各国で 404,000社以上の企業が利用しているとされているSAPのアプリケーションやサービス。
その中で「SAP ERP」の国内利用社数は公開されていませんが、2,000社程度はあるとされています。
そうした「SAP ERP」(SAP ERP Central Component(旧SAP R/3))は、
2015年に新たなバージョン SAP Business Suite 4 HANA(SAP S/4HANA)が発表され、
新バージョンからは、これまで利用できていた「Oracle Database」、「SQL Server」といったRDBMSではなく、
SAP社が提供している「SAP HANA」だけが利用可能となっています。
そして、これまでのバージョン「SAP ERP」は 2027年にSAP社からのサポートが終了する為、
「SAP ERP」ユーザーは現在利用しているデータベースから「SAP HANA」への移行が必要となり、
データベースの移行に係る膨大な工数について対策をする必要が出てきます。
(※) ERPとは・・・Enterprise Resources Planning(企業資源計画) の頭文字を取った略称。
本来、企業経営の基本となる資源要素(ヒト・モノ・カネ・情報)を適切に分配し有効活用する計画(考え方)を意味していますが、
現在では、総合基幹系情報システムとも呼ばれ、人事・給与、生産、販売、営業、会計等の管理システムを一つにまとめたシステムを指す。
既存のデータベースに接続したりすることも必要なく、インストール後直ぐにOracleからの
Exportファイルを格納したフォルダごと指定して一気に変換することが可能です。
シンプル機能で一括変換、すべて日本語で難しい操作もなく、簡単に操作することが可能です。 OSはWindows/Linuxに対応、変換する環境に合わせて選択いただけます。
変換対象ファイルの一覧が確認でき、それぞれのファイルを開くことが可能です。 変換内容に問題がないかレビューし、問題がなければ「確認」のチェックがつけることができ、進捗状況を簡単に確認することが可能です。
変換前と変換後のソースを左右に並べて表示するため、変換内容を新旧で比較することが可能です。
そのため、容易に変更内容を確認することができます。
ストアドプロシジャー(PL/SQLブロック)、関数、トリガー、パッケージ、スキーマ(DDL)、 インデックス、ビュー、シーケンス、シノニム(同義語)といった Oracle オブジェクトに加えて、 スクリプトの行指向テーブルからカラム指向(列指向)テーブルへの変換、Mybatis基盤XMLソースコード変換が可能です。
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